「飛ぶだけではダメ!」 バク転習得−⑤

バク転

こんにちは!バク転PTです!

前回「ジャンプ」について記事を書きましたが、蹴って後ろに飛ぶだけではバク転を完成させることはできません。

ここで重要になってくるのが「振り」です。

今回は「振り」の中でも「腕の振り」について解説していきます。

ジャンプを高く・速くさせるのは「腕」だ!

バク転における腕の振りは、ジャンプの高さと回転のスピードを向上させるために非常に重要です。

解剖学的観点

  1. 肩関節と肩甲骨:
    • 腕を振り上げる動作には、肩関節の屈曲と肩甲骨の上方回旋が関与します。これにより、腕が頭上に持ち上がり、体全体の重心が上昇します。
    • 主に働く筋肉は、三角筋前部、僧帽筋上部、前鋸筋です。
  2. 肘関節:
    • 肘関節の伸展も重要です。肘を伸ばすことで、腕の振りが大きくなり、より多くの力を地面に伝えることができます。
    • 主に働く筋肉は、上腕三頭筋です。
  3. 手関節:
    • 手関節の背屈(手首を反らす動き)も、腕の振りをスムーズにするために必要です。

運動学的観点

  1. 力の伝達:
    • 腕を振り上げることで、地面からの反力を効率的に利用し、ジャンプの高さを増すことができます。これはニュートンの第三法則(作用・反作用の法則)に基づいています。
  2. 回転のモーメント:
    • 腕を振り上げる動作は、体の回転モーメントを増加させます。これにより、空中での回転速度が速くなり、バク転の成功率が高まります。
  3. タイミングと協調性:
    • 腕の振りと脚の蹴り上げのタイミングを合わせることが重要です。これにより、全身の動きが協調され、効率的なジャンプと回転が可能になります。

具体的なトレーニング方法

  • 寝て振る:マットや布団など柔らかいところに仰向けで寝そべってとにかく早く腕を振ってみましょう。
  • 立って振る:寝て振るのが慣れたら、次は壁にマットや布団を立てかけて立った状態で腕を振ってみましょう。
  • 空気椅子で振る:立って振るのが慣れたら、次は空気椅子をして腕を振りましょう。その際にバク転をするときのタイミングを意識して練習すると効果絶大です!

これらのポイントを意識して練習することで、バク転の成功率が向上するでしょう。

終わりに

今回は腕の「振り」について解説しました。

ここまでのトレーニングを真面目にやってきた皆さんなら、もうバク転が形になってきているところではないでしょうか?

ウォーミングアップをしっかりして怪我に注意して頑張っていきましょう!💪

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