「振るのは腕だけじゃない⁉︎」バク転習得ー⑥

バク転

こんにちは!バク転PTです!

前回は“腕の振り”について解説しました。

これまでのポイントを抑えると、ある程度形にはなってきていると思いますが綺麗に立つことができない方がいると思われます、、

回れてるのに立てない!となっている方は最後まで読んでみてください😌

振るのは「脚」も!

脚の意識がジャンプする時の「飛ぶ。蹴る」だけで終わっていませんか?

蹴ってそのままでは身体に推進力が働かずに、失速し崩れ落ちてしまいます。

腕と一緒に脚も「振る」ことがとても重要になってきます。

今から「脚を振る」にあたってのポイントをいくつか紹介していきます。

解剖学的観点

  1. 股関節:
    • ジャンプ後の脚の振りには、股関節の屈曲と伸展が関与します。これにより、脚が体の後方に振り上げられ、回転のモーメントが増加します。
    • 主に働く筋肉は、大腿四頭筋(特に大腿直筋)、ハムストリングス、腸腰筋です。
  2. 膝関節:
    • 膝関節の伸展は、脚を後方に振り上げる動作をサポートします。これにより、ジャンプの高さと回転のスピードが向上します。
    • 主に働く筋肉は、大腿四頭筋です。
  3. 足関節:
    • 足関節の底屈(足首を伸ばす動き)は、脚の振りをスムーズにし、回転の勢いを増すために重要です。
    • 主に働く筋肉は、腓腹筋とヒラメ筋です。

ここまで読まれて、「あれ、ジャンプと使う筋肉一緒じゃん」と思った方

「正解」です。

しかし、使う筋肉は一緒でも使い方が違ってきます。

なのでトレーニング方法も変わってくるのです。

運動学的観点

  1. 回転のモーメント:
    • ジャンプ後に脚を後方に振り上げることで、体の回転モーメントが増加します。これにより、空中での回転速度が速くなり、バク転の成功率が高まります。
  2. 重心の移動:
    • 脚を後方に振り上げることで、体の重心が後方に移動し、回転の軸が安定します。これにより、回転中のバランスが取りやすくなります。
  3. 力の伝達:
    • 脚の振り上げ動作は、地面からの反力を効率的に利用し、ジャンプの高さを増すことができます。これはニュートンの第三法則(作用・反作用の法則)に基づいています。

実践的なアドバイス

  • 柔軟性の向上: 股関節や膝関節の柔軟性を高めるためのストレッチを行いましょう。これにより、脚の振りがスムーズになります。
  • 筋力トレーニング: 大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋などの筋力を強化することで、脚の振りのパワーを向上させます。
  • 反復練習: 正しいフォームでの反復練習を行うことで、動作のタイミングと協調性を身につけることができます。

具体的なトレーニング方法

  • 兎跳び: ここで言う兎跳びは半月板の負荷が強いものではありません。四つ這いの姿勢から、手と脚を交互に弾ませ前進・後進して脚を振る感覚を養います。
  • 倒立からの脚振り:兎跳びが上手くできるようになれば、次は倒立から脚を振ってみましょう。まずは壁倒立、次に補助ありで壁なし、壁なしといったように段階的に練習していきましょう。

終わりに

今回は脚の振りについて解説しました。

今までの記事を読んで実践的に練習を積み上げた人であれば、もう完成は近いです!

反復練習して完成を掴み取りにいってくださいね!

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