こんにちは!バク転PTです!
膝関節伸展制限シリーズ第4段です!
今回は膝関節後方組織についてお話ししていこうと思います。
患者さんが「押されると膝の裏が突っ張る」と訴えている場合、
思考を放棄して闇雲にストレッチをかけていませんか?
ドキッとされた方もいらっしゃるでしょう、、
でも大丈夫です!
今回の記事を読んでいただければ、膝関節後方組織は何が制限因子となるのかがわかり、闇雲にストレッチをかけることがなくなるでしょう!
まずは評価!
なんといっても評価。これに限ります。
今回用いるのは「HHD(heel height difference)」です。
HHDのやり方はこちら
HHDは両側の踵の高さの違いとその距離で伸展制限を測ります。
伏臥位でベッド上には膝蓋骨がのっている状態で、下腿をベッドから下に垂らし測定します。
ここで、ポイントがあります。
ただ普通にHHDを測るだけでは、制限因子を精査できません。
「股関節の位置」これがkeyです!
簡単に説明しますね♪
股関節内外旋中間位より外旋位のHHDで伸展可動域拡大→大腿内側組織が制限因子
股関節内外旋中間位より内旋位のHHDで伸展可動域拡大→大腿外側組織が制限因子
という風に分けることができると思いませんか?
ここで気づいたあなた、素晴らしい目の持ち主です。
大腿二頭筋において長頭・短頭では膝関節を跨いでいるかそうでないかに分けることができます。
つまり!
股関節伸展位でのHHDで伸展制限改善→大腿二頭筋短頭が制限因子
この可能性があると言えるわけです!
ここまでの評価を全て実施しても、制限因子を特定できない場合があります。
その場合は「膝窩筋」を疑ってみましょう!
膝窩筋は下腿外旋位で緊張するため、下腿内旋位と外旋位との伸展可動域の違いを比較します。
この際に、内旋すると伸長時痛が軽減する場合、質が菌が伸展制限因子である可能性があると考えられます。
また、膝窩筋の筋腹を近位方向へ寄せることで、伸展痛の軽減や可動域の拡大が得られるかについてもしっかり評価しておきましょう!
終わりに
今回は膝関節後方組織の伸展制限因子の評価方法について解説しました!
実際のアプローチ方法については次回お話ししますね😁
とにかく評価→治療→再評価このループをしまくって腕を磨いていきましょう💪
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